コトブキヤ ヱヴァンゲリヲン新劇場版 渚カヲル 細い体に尖った顎、そして大きな手。これぞ貞本キャラ。

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本日は、先日一枚だけ載せた品、コトブキヤ ヱヴァンゲリヲン新劇場版 渚カヲルです。

エヴァンゲリオン男性キャラの中でも随一の人気を誇る、渚カヲルの立体物。多分シンジよりも立体化には恵まれているんでじゃないでしょうか。

さて、カヲルは貞本版エヴァと庵野版エヴァとで全く性格づけが異なっており、その辺貞本版とアニメ版とに異なる魅力をもたらしている源の一つですが、こちらのカヲルは果たして貞カヲ、庵カヲのどちらでしょう？　一応新劇場版と商品名についていますが、一概に庵カヲとも言い切れないような。 このカヲルのモチーフとなったのは、カヲル初登場のコミックス9巻の巻頭に描かれた貞本氏のイラストでもありますし。

ともあれ、まずは全体を。

羽の生えたエヴァのような石像に腰掛けたカヲル。結構複雑なポージングですが絶妙なバランス感です。貞本キャラらしい、細い体に尖った顎、そして氏の描くイラストで特徴的な、際立って大きな手も見事に再現。造形時にも意識されたんではないかと思えます。

顔アップ。スケールがやや小さく1/10くらいのため、ややダルさが目立ちますが、塗装は非常に綺麗です。その表情は私の思うカヲルのイメージよりはやや幼く感じるような気がします。

整った端整な横顔。

左側から。三白眼の黒猫の目が非常にクール。

浮き出た鎖骨や首筋の筋の表情からは、未発達な少年らしさを感じます。

後ろから。結構複雑なポージングですが絶妙なバランス感。

カヲルフィギュアは、エヴァ男性キャラクタの中でも比較的多く出ていますが、今回の品は個人的には完成品の中では、一番完成度が高いように感じます。カヲルの顔は切れ長で離れた目、大きく広がった口という特徴が立体化の敷居を高めているように思うのですが、このカヲルに関してはその辺を見事に造形し、誰が見ても、劇中のカヲルらしさというものを感じられるのではないでしょうか。

さて、このカヲルからは貞カヲ、庵カヲ、どちらのカヲルを感じますか？ 私は、少し幼げなポージングと表情から、貞カヲっぽく感じるのですけれど。

というわけで、コトブキヤ ヱヴァンゲリヲン新劇場版 渚カヲル 細い体に尖った顎、そして大きな手。これぞ貞本キャラ。でした。